こちらは昔の話になります。
まだシェリーランティカが
代官山に出店しておらず、
自由が丘で活動していた時の
少年M君のお話です。

M君はお母様と一緒に
お店に来てくださっていたお客様で、
当時は小学校低学年
だったと思います。

M君は楽しいことと
辛いことが両方あり、
楽しいことは
ずっと続けていたいけれど、
辛いことはどうしても
変なことになってしまう。

いつも怒られてしまったり、
悲しいことになってしまうんだ。
と私に話してくれました。

私は
M君はフローライトからの
メッセージを聞くべきだ
と思いました。

実はM君がお話しする後ろで、
緑のフローライトの精霊が
ずっとM君に話しかけたくて
うずうずしているのが
視えたからです。

私はM君に
店中のフローライトを見せ、
気になるフローライトを
選んでもらいました。

M君が選んだフローライトは
急に謎の内容を
話し始めました。

私にとっては謎、でしたが
M君はフローライトの
言っていることが
すぐに分かっていました。

フローライトが
話し出したのは
M君が大好きなゲームの話
だったのです！

フローライトは
大好きなゲームに例えて
M君が抱えている
楽しいことと辛いことを
話し始めました。

・M君が普段やっていることは
実はゲームに
とても似ていること

・M君が考えているほど、
いっぺんに全部やらなければ
いけない訳ではないこと

・分からない時、
人に聞くことは
ゲームでいうアイテムを
使って乗り切ることに近いこと

信じられない量のメッセージが
小さなフローライトから
出てきました。

更にフローライトはM君には
『数学の才能』がある
と言い出しました。

その時はM君もお母様も
あまりピンときていなかった
ように思います。

この数年後、
M君が中学受験を経て、
数学で優秀な成績を収め、
理系大学へと進学することになろうとは、
フローライトの精霊以外、
誰も予想だにしなかったことでしょう。

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