R様はお祖母様のことを
とても大切にされていました。

お祖母様がご存命の時から
リーディングに通ってくださり、
お祖母様の体調や
ご気分が安定しない時に

どうしてあげる事が
ご本人と家族にとって良いか、

毎日の楽しみについて
何か提案してあげた方が喜ぶ事はあるか？

など、どんな時もご家族の幸せを考え、
お祖母様と一緒に
お店に来てくださったことも
たくさんありました。

私にとっても、
R様とご家族の皆様は
今でも本当に
大切な存在となっております。

そんなお祖母様が亡くなられ
（とても長生きされて、
ご本人の望み通りの突然の旅立ちでした）

今までは対面で
お会いしていたお祖母様に
私とR様は宇宙を通して
お会いすることになりました。

宇宙に繋がると同時に、
意気揚々としたお祖母様が現れて

『私ね、母達が住む、
あの薔薇のお屋敷に
行こうと思っているのよ』

とおっしゃいました。

ああ、そうだった…
お婆様は生前、
ご自分のお母様が
天国でお元気でいらっしゃるかを
よく聞いてこられました。

私は、亡くなったお母様が
薔薇と噴水がある美しいお屋敷に、
確かお祖母様の叔母様にあたる方々と
住んでいる姿を視て、
お伝えしていたのでした。

お母様は花が大好きだったらしく、
R様もお祖母様もそのお話を
喜んで聞いてくださり

『私も亡くなったら行きたいわぁー』
ともおっしゃっていたのです。

ですのでR様とご家族は
お祖母様が亡くなったら
その薔薇のお屋敷にすぐに
向かうと思っていたのですが、

お祖母様によると
『そんなにすぐには行けない。
でも必ず行きますから
楽しみにしていて！』
とのことで、

私達は顔を見合わせ、
楽しみだねと
笑顔になりました。

それから、
数ヶ月、1年と
間を空けて何回か
私とR様はお祖母様に
コンタクトを取りましたが

薔薇のお屋敷には
『すぐには辿り着けない』
とのことでした。

確か…3年くらい経った頃
だったと思います。

R様とお話をしていて
ふと『あれ？』と思い

今日は
お祖母様に
会いに行きましょう
ということになりました。

私は目を瞑り、宇宙に繋がると

赤い花びらがヒラヒラと視え、
満開の薔薇の中、
どこか誇らしげな笑顔の
お祖母様がいらっしゃいました。

私は目を開け、
涙で少し歪んだR様に
話し始めました。

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